今日は、住育絵本シリーズの第一作
『わたしのおうちに、さあどうぞ』の作者、うちだ ちえさんをご紹介します。
いつも にこにこ、やさしくて おだやか――
そんな うちださんが絵本をつくるとき、まず大切にしたのは、
「住育ってなんだろう?」を、たくさんの人に知ってもらうことでした。
テーマに寄りそいながら、いくつものお話を考えてくださった中で、
とくに心ひかれたのが『わたしのおうちに、さあどうぞ』です。
今回は、うちださんから、この絵本を手にとってくださるみなさんへ
あたたかいメッセージが届いています。
絵本には、楽しいワクワクや、どうしてだろう?の不思議なこと、
少し悲しくなる気持ちなど、ぎっしり詰まっています。でも、感じ方は、みんなそれぞれ。
自由に楽しみましょう。
自分のおうちの床がふにゃふにゃ柔らかかったら?
天井が風船でいっぱいだったら? 壁が穴だらけだったら?
庭が海だったら? クジラの親子が遊びに来たらどうしよう。
ジュースとクッキーでおもてなし。
想像すると、楽しい。
その想像から生まれた、シンちゃんとコウくんとリボンちゃんのおうち。
ちょっとお 邪魔してみませんか。
物語に登場するのは、シンちゃんと コウくん、そしてリボンちゃん。
それぞれの「大好き」が ぎゅっと詰まった、心あたたまるお話です。
ぜひ、親子でいっしょに読んでみてくださいね。これからも、うちださんが描く
たくさんのストーリーを楽しみにしています。
うちだ ちえ 福山市出身、神戸市在住 日本児童文学者協会会員 著書に、絵本「オオカミがやってきた!」(童心社) 、共著「ほんとうに心があったかくなる話 一年生」(ポプラ社)に『がんばりっ子みっけ』、「おはなしの森1~4」(神戸新聞総合出版センター)に作品掲載。