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   わたしたちが毎日すごしている「すみか」や「空間」——
   それは、ただの場所ではありません。
   あたたかい笑い声がひびいたり、だいすきなものがならんでいたり、
   ときには、泣いたりケンカしたり、そんな日もある。
   そんなひとつひとつの出来事が、空間のなかに積み重なっていきます。

   住育(じゅういく)とは、そうした空間の大切さを子どもたちに伝えていく“まなび”です。
   ものをたいせつにする気持ち、家族と協力する力、空間に心をそっと添えること——
   それは、未来を生きる力にもなっていきます。

   子どもたち一人ひとりに、ちがう「すき」や「こだわり」があるように、
   空間のかたちも、それぞれちがっていい。
   ぬいぐるみがいっぱい並ぶお部屋、本がずらりと並んだ小さな図書館、
   お絵かきや工作が思いきりできるスペース——
   その子らしい空間は、その子らしい心を育てていきます。

   「ここがわたしのすみかなんだ」と思える時間は、
   自分をたいせつにする気持ちと、自分らしく生きる力の土台になります。

   食育や金銭教育のように、
   「空間」と向き合うことも、これからの時代に欠かせない“生きる力”のひとつ。
   だからこそ、空間を育てることは、心を育てることなのです。

   Juuikubooksは、そんな住育の考え方を、絵本やお話を通して、やさしく、たのしく届けていきます。

   今日もすこしだけ、自分のすみかに目を向けてみる。
   子どもたちの“すき”がつまった空間が、その子の未来を、きっと明るく彩ってくれます。


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